父が大型トラックの運転手をしているので、小さい頃からその姿を見て「あの大きくて長いトラックを運転できたらかっこいいな」と思っていました。みんなが乗れるものではないのも面白いなと感じました。

これまでの仕事としてはディーラーの整備士やガソリンスタンドなど、車に関したことをしてきましたが、やはりトラックに乗る仕事がしたいと思ったんです。ですが運送業者だと夜間業務が多く、なかなか家に帰れない勤務形態だったりするので、その点金子金物は早出があっても日帰りで帰ってこられますし、週の半分は日勤ということで興味を持ち、入社を決めました。

入社してみると、「良い人ばかりいるな」と感じました。私は会社では最年少なのですが、父親くらいの年齢の方でも壁を作らず分け隔て無く接してくれます。大変なことは、運送業者と違い自社便なので、トラックを走らせて納品するだけではなく自分で梱包などもすることです。ですが温かい人ばかりで何でも相談できるし、土日は休みだったり日勤があったりと、自分の時間を取りやすいので、今まで辞めたいという気持ちになったことはありません。

運搬のときに商品を守るよう、丁寧に養生をすることです。商品によっては壊れやすい物もあるので、段ボールを挟むなど養生をしっかりすることを心がけています。また、その荷物を載せるのが4tトラックなのか大型トラックなのかによっても梱包や養生を変えていて、揺れやすい4tトラックは念入りにしています。

また、自分ではない人が運ぶ場合も多いので、誰が運んでも大丈夫なように養生をし、積み方を工夫して載せています。荷崩れを起こして商品が破損すると、お客様にご迷惑をかけてしまい、運ぶ人が落ち込んで帰ってくることになるので、そのようなことがないようにしたいです。

私一人でやっている仕事ではなく、一緒に働くみんなが気持ち良く仕事ができたらという思いでいるので、「今日も無事に終わった」とみんなが帰ってきて、何事も無く1日が終わるととても安心します。人手が足りない日はなるべく出勤するようにして、休める人は休めるようにという風にも考えています。

トラックの運転をしたのは金子金物が初めてで、1年間は中型の4tトラックに乗り、その後に大型トラックに変わり2年以上乗っています。やはり運転席からの目線がかなり違うので走っていてとても楽しいです。トラックに乗っている父と、道ですれ違って挨拶を交わすこともあるんです。父は自家用のトラックに乗っているので、私がまだ運転に慣れない頃はそのトラックで乗り方を教えてもらいました。

先輩の運転も上手でかっこいいので、憧れます。ホームセンターに配送するときは狭い道を運転することも多いのですが、私が助手席に乗っていて、「自分ならここは絶対入っていけない」と思っても、先輩は「いや、全然いけるよ」と言って一発で入っていくんです。

乗るだけではなくトラックを触っているのも楽しいので、帰社後車をじっくり洗ったり、オイル交換や足回りのグリスアップなどメンテナンス作業をしたりしています。会社の看板が入っているトラックなのできれいな状態で走らせてあげたいし、私自身もきれいなトラックに乗るととても気持ちが良いです。